宿に行く前にもう一箇所。
大野宿というのを地図で見つけたので、なんだか古そうな建物がありそうと、調べていたら、大正時代に建てられた大野銀行本店を生まれ変わらせた”蓬莱館”というカフェがあるのを知って、予定に入れておいたのでした。
サイフォンコーヒー(650円)、味も量も満足なおねだんでした。
コーヒーだけでは味気ないので、デザートをシェアしました。
すぐ名前、忘れてしまうのですが、”結霜ガラス”といいます。
このガラス作るのに膠が利用されているのを最近知りました。
お茶のあとは、店内を探索。(他のお客様が入らなければ撮影は大丈夫ということで)
店内ではなく、階段の空きスペースのようなところにありました。
次は二階へ
ストリートオルガンでなくて、バンドオルガンというらしい
お宝わんさかなギャラリーになってます。
シャンデリアの写真ばっかりじゃんと思いよく見たら、みんな少しずつ違ってる。
鑑定書付きの収蔵品がたくさんありました。ちゃんと防犯対策もしてあります。
竹久夢二作品の常設展示室もありました。(写真がないのは、ここは撮影不可だったから?)
お宝?の写真が少ないのは、鑑定書が写り込んで良い雰囲気にならんからなのよ。
店内はチラホラお客様がいて、諦めたけど、かわいい店員さん写せました。
店員の方々もこの店の雰囲気にピッタリでした。
設計したのは岡崎市の岡崎信用金庫資料館や、名古屋市の名古屋陶器会館を手がけた
志水正太郎だそうです。
こちらは駐車場挟んでとなりにあった古民家”旧とりや”
HPには”2012年、鳳来館お隣の店舗を取り壊すと、この古民家が姿を現しました。”とあるから、駐車場の部分にも建物があったのでしょうね。
「奴と雀と竹林」はこの地の名左官の作。大正時代のものが風雪に晒されながらも美しく残っているのは素晴らしい
”1階、2階それぞれに2つの部屋とお手洗いがある構造。 台所や居間らしき部屋はないため、一般的な家の構造ではありませんでした。それぞれの部屋は完全に独立した間取りとなっており、誰にも顔を合わすことなく部屋の出入りが出来る構造です。”
と意味深なことが書かれてましたが、”建物の構造と建てられた時代背景をから、当時の商人が密談を行ったり、こっそりと男女が落ち合う待合小料理屋として使われていたと推測されています。現代風に言えば、個室喫茶または、レンタルスペースのような空間であったと推察できます。” HPより とありました。
レンタルスペースでは趣味人たちが……冗談が過ぎてすみません。
こちらは駐車場の奥の蔵に収蔵されていたものです。
無料開放してるというのでこちらも見てきました。
当時は銀行の書類庫として使用されていたところをギャラリーとしたようです。
下世話なことですが、興味深い建物や展示物、美味しい珈琲や食事ができて、とってもお値打ちに思いました。町のシンボルとしていつまでも残っていって欲しいです。