立派な旅館の立ち並ぶ温泉街に到着。
海の見える広いラウンジで、和菓子とお茶のおもてなしを受けながらのチェックイン。
お菓子やソフトドリンクも無料サービスなので、のちほど湯上がりに立ち寄って水分補給しました。(一年前のことを思い出しながら書いているのだが、廃墟ホテルや他の旅館の写真しか撮ってないなんてね。詳しくは、”あえの風”のHPで)
こちらは、到着後の散策で気になった”能登観光ホテルなおき” (平成26年廃業?)
本当は、世界的に有名なパティシェ辻口さんのお店。カフェアンドパティセリーに行きたかったのだけど、せっかくの旅館のご馳走が食べれなくなるので、諦めて温泉街を散策。というかこちらも楽しみ。
菊の季節
こちらは、ちゃんと営業してます。
大正ロマンの宿”渡月庵” パンフとかは、背景うまいこと消すんだろうな〜
和倉温泉の旅館としては、最古の数寄屋造りの建造物として知られているそう。
暮れてきて窓に明かりが灯りだしました。
池と柳と渡月庵。そしてなおき。
湯元の広場。ここで温泉卵が作れます。(お湯に入れて15分)
旅番組ではお約束のイベント。というか、こういうことしかすることがない?
すっかり忘れてました。
有楽街という飲み屋街。小心者なので入る勇気ありません。
道を挟んで撮ったので気づかなかったけど、懐しい瓶ジュースの自販機があると、四年前の口コミで……
青い瓦の装飾と出窓風看板がいい感じ
待ちに待った夕食はオープンな個室で舞台を見下ろす感じ
地元の食材や調味料を活かした体に優しい料理でした。
家族中が美味しいと言った、蟹のビスク 和風ロワイヤルカプチーノ仕立て
旬の魚の盛り合わせ 食べる醤油を添えて
イカ墨ブイヤベース田舎風 鰤 大根 彩り地野菜
もっと色々あったけどあとはこちらで
中央の舞台で繰り広げられるのは無形文化財の御陣乗太鼓
天正5年、奥能登に攻め入った上杉謙信勢に、村の古老の一計で奇妙な面を付け、陣太鼓を打ち鳴らしながら上杉軍に奇襲をかけ敗走させたのが始まりなので、迫力のあるちょっと怖がらせるような演奏。
ドンドコ響く太鼓の音に呼応するように”ギャ~”と小さなお子さんの鳴き声も響き渡ります。こういうこともあるさ、ご家族お気の毒に。これはこれで、旅の思い出。
館内写真これだけ???
朝は能登牛乳でさわやかにって、封を開けたらパッケージわかんない。
朝は朝でしっかりおいしく食べました。
部屋からの眺めと昔なつかしキー (ピント合わず)
一部屋一部屋、生けてあるのかと思うと、おもてなしの心が伺えます。
荷物も駐車場の車まで持ってきてくれて、「ナビの設定をするのでここでいいですよ」と言っておいたけれど、気がつくと車が動き出す時にお見送りしてくれていた。
ということは、ずっと待っていてくれたのだ。手を抜かない教育に脱帽。
あえの風の由来読んでいたら、大伴家持が能登を旅したとき、万葉集の歌に詠んだ「東風」。海から訪れるこの風は、豊漁、豊作、幸福をもたらすとされ、能登では「あえの風」と呼ばれています。と書いてあった。で、今なぜか流れてたのがYMOの♪東風
母の葬儀の香典返しで選んだ使い方だけれど、こんなこともなければ泊まれなかった旅館。訳あり家族なので、義母と娘との3人旅。快く送り出してくれた男たちに感謝。
心残りはグループ旅館の加賀屋さんの温泉にも入れたけれど、時間的にだらだら過ごしてしまったこと。キッチリな仕切り屋さんがいればだけどゆるゆるとね。
余談ですが出川さんの”充電旅”の番組は行きあたりばったりだらだらのようで、押さえるとこはちゃんと押さえてと、スタッフさんの努力も素晴らしいと思いました。