何年か前、リサ・ラーソン展を見に”陶芸の森”へ行く為、色々ネットで調べていた時に偶然見つけて、ずっと気になっていた宿へ。
今回の旅はここに泊まることが目的で決めました。
紫香楽宮跡駅に車を停め、400mほど歩きます。
小川が流れています
水かさが増えるとブロックの飛び石を渡って行きます。
看板を見失わないように
この魅力、伝わってます?
民宿は、テレビはなくて、大皿をみんなでシェアして食べる。本がたくさんあり、ボードゲームもある。他の人のブログでは、宿主さんからのヨガの手ほどきがあるかも。と書いてあり、宿泊者と何らか関わりを持つかもと思っていたら、私以外の宿泊者は何かの勉強会(経営?)で一週間近く泊まっている男性5人のグループ。初めに宿主さんから、「ガッツリ勉強モードで来ている」というお話。気を使わないように、「〇〇さんはこの席で食事とかして下さい。好きなカップを選んで、お茶は自由に飲んで下さい。」と言われる。
のんびりしている傍らで、宿主さんは料理をしながら薪ストーブの火や、火にかけた鍋の番で行ったり来たり。もてなされる方はのんびりだけど、使う方はそうでもなさそう。これも泊まってみなければわからなかったこと。
でも、薪ストーブのある空間、心地よい。
ヨガは最近やってないそう。(ヨガの先生から中途半端にやるのはかえってよくないと知ったかららしい)
グループが勉強会から帰ってくる7時近くまで、お茶を飲みつつ宿主さんとお話をしつつ、本を読んだりしてのんびり過ごしました。
本来なら、大皿を囲んでみんなで取り分けての食事なのですが、こういうご時世、
ビュッフェスタイルで。
大根餅とネギの炒めもの、大根の葉の甘辛炒め、手前は大根とあんぽ柿の和え物。
果物の柿は苦手だけれど、この料理は美味しかった。
どれも、体にイイものばかり。
白菜のチーズ焼き。アンチョビのように感じたのはサバ缶とニンニク味噌(食べれる分だけ取って、あとは他の方達へ)と人参の葉と山芋とかぼちゃのかき揚げ
水を無駄にしないよう(ここは井戸水を利用しています)、ご飯もおかずも一つのお皿でした。あー我が家も取り入れたい。何より、洗う手間が省ける。
デザートのミルクプリン?挨拶代わりに持って行ったしるこサンドを使ってくれました。
朝食はいつもはお粥だそうですが、何泊もしている方達のために薪ストーブの上で焼いたパンがでてきました。(甘いのや辛いのやお好みのペーストで食べます。)
スープは前の日からストーブで茹でられていた、里芋の親。
子供の頃、味噌汁に入っていてごじごじして美味しくなかったやつ。
それが、滋味あふれるポタージュに大変身。(おかわりしました)
前の日の会話で「ごじごじ」と言ったら、どうやら関西方面では聞かないらしく方言だとわかった。
持参した本を読むのでちらっと目を通しただけですが、ここ以外にも本がいっぱい。
寒さ対策のプチプチ。ほとんど、階下の食堂(談話室)にいたので、この椅子に座りそこねた。残念。
一階はこんな感じ。柱の近くの机が私の席。
薪ストーブを写し忘れた。
ここで、ある失敗が。モバイルバッテリーは持ってきたのに、コンセントから充電するためのアダプターを持ってこなかった。(こういう宿だから使うの悪いかな?と考えすぎてしまった。)そして、モバイルバッテリーがこんなに減るとは知らなかった。
ちっとも充電できず、朝から20%程。今日は信楽の町歩きなので車で充電するほど走らない。困った末に、意を決しグループの人たちに「アップルのスマホ使ってる方いますか?」と声かけて、貸してもらうことに。お礼に何かのときにと持ってきていた個装のチョコをみなさんへ。
出発を他の人達とずらして宿を出る時間を調節。
帰り際に急いで写す。外まで見送ってくれた宿主さん。
手を振ってお別れという矢先、分かれ道を間違え「こっちです」と教えてもらう始末。
こちらが、信楽宮跡駅
狸はいるけど無人駅
電車がきた。
久々の一人旅。ちょっと緊張したけど、のんびりできた。美味しいご飯。また食べにいきたいな。最近はまってるお灸のことを話してお試しにお裾分けしたお礼に、柚子大根をいただいた。ちゃんと発酵食品の味がした。